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天空に願いを

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                  'La Basilique duSacre Coeur de Montmartre', Paris


 七夕の今日。星の写真はないけれど、白いライトのような月の写真がありました。
 そろそろまた旅の続きを・・・



 着いたっー!!
 夜の散歩。散歩どころでなく、冒険になってしまった。
 ムーラン・ルージュを目指した後、そうだ!上に上がれば、モンマルトルが近いっと
 歩く決心をしたものの・・・段々人気がなくなり、
 ポツンと明かりが見えたのは、2ッ星の小さなホテル。
 とりあえず、夜中に迷子で襲われては洒落にならないので、
 道を確かめるためにドアを開けた。

 「サクレクール寺院に行きたいのですが・・」とフロントマンに聞くと、
 「そこの坂を上れば、すぐだよ。」と教えてくれた。
 ということは、一人で歩いてても大丈夫ということよね、と理解;-)
 ここでは死なないぞ!と自分を励ましながら、静かで急な坂を上った。
 そうして たどり着いた夜のサクレクール寺院。
 日中の白くて爽やかなイメージとは全く違う顔。

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 あまりに一人で人気のないところを気合を入れて歩いたものだから、
 ここにたどり着いたとき、力が抜けてしまった。安堵の一言。よくぞ頑張った!
 サクレクール寺院の扉を開くと聖歌が・・・時計を見ると、ちょうど10時。
 夜のミサだったのかな。

 気分は、戦場の中の聖地のよう。
 ここに居れば、大丈夫って 守られている安心感。
 あぁ 教会の存在を心で感じた気がしました。
 このときとばかりは、畏れ多い気持ちで、内部の写真を撮る気持ちにはなれず。
 (禁止なこと知りませんでしたが、そんな気にもなりませんでした)
 中は、大きく手を広げたキリストのモザイク画があるのですが・・

 しばらくぼーっとイスに座って、深呼吸。また一人で帰らんといかんからね。
 重たい石の建物が、ライトで照らされ、金箔を貼ったような色に輝いてる。
 半球の天井って、天空のよう。優しく包み込むような印象を与えてくれます。
 現実離れした空間から街の明かりが覗いていました。
 生活の空気を感じてほっと気持ち和らぐ。
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 さて、そろそろ帰えらないと。
 降りようと下へ行くと、広場は鍵が掛けられていました。
 サクレクール寺院の前の広場は、夜締め切られてしまうのですね。
 横の階段から、下る前にモンマルトルの丘から街を眺める。
 夜11時前、白熱灯色の空。
 前の公園は、なぜかグリーンの街灯?蛍光灯だとこんな色になるの??
 日にちが変わる前に、帰らなければ!気合を入れて、モンマルトルの坂を下る。

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 帰りの地下鉄、ラブラブのゲイカップルのディープキスを・・・・わぁお。
 深夜の地下鉄は、濃いなぁと。うぅん、、
 好きな人を見つめる目は、みんな同じ。とろけていた眼差しがなぜか忘れられない。
 この旅行で一番、色んなことを感じた一日でした。
 星に願いを・・・天空を仰ぐ。今は、、また星が見れますように・・・☆
by horaice | 2008-07-07 21:28 | FRANCE | Comments(4)
Commented by yoko at 2008-07-08 00:02 x
綺麗な夜景ですね~。
まず下関では見られないけしきですぅX(
この前まで神戸の夜景に慣れていたので、夜景なんて見れて足り前だったのですが。。。
でも、こっちだと星空が綺麗です☆☆☆
今日も流れ星見ました;)
Commented by 浪花のしんちゃん at 2008-07-08 02:15 x
危ないころするなぁー!
大冒険やったんですね。

いい写真です。
さぞ、感動されたことっでしょう。
Commented by horaice at 2008-07-08 22:35
○yokoちゃん
下関の夜景、星がいっぱいなのね。いいなぁ~
きっと神戸に戻ると、懐かしく思える空なのだと思います☆
流れ星、いっぱいかぁ~願い事、沢山できそうやね;-)*
Commented by horaice at 2008-07-08 22:37
○浪花のしんちゃん様
ありがとうございます。

怖いもの知らずの私です;-p
本当に運で生きている部分もあるので、
この時ばかりは、それも当てにしてはいけないと、気合で歩いていて、このままだと襲われたら終わりだな、と覚悟しました。
でも何とか生還;-) これからは、もう少し行動する前に用心します。
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