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衝撃!! Evolution of Fashion

ISSEY MIYAKEの新しいデザイナーのことを紹介しようと思って調べていたら
Hussein Chalayanの衝撃的なコレクションを知りました。
もうこれは、、デザイン、服のラインや素材うんぬんのレベルでなく
服飾デザインを通して、その枠を超え行われる現代アート、
テクノロジーを駆使したエンターテーメント性の高い
今までにないコレクションといった感じです。
こういうファッションショーを見ると、これからのファッションの行方が楽しくなってきます☆

ファッションは移り変るもので、生き残りには、人々の気持ちに新しい風を吹き込み続け、
それでいて信頼できる質を保ち、売れる服である必要があります。
アートと実用性のハザマにあるデザイナーズクローズは、両方のすり合わせ、
デザイナーのコンセプチュアルなメッセージを打ち出しつつ、
売り上げと常に向き合わないといけない。
そのバランスが大変なのです。。

さて、 2007 S/S Hussein Chalayan
体の上で姿を変える服の出現。
変化する服といえば、マルタン・マルジェラ Martin Margiela の
服にカビ菌を植えて、その繁殖で模様が変わるというインスタレーションがありましたが、
それ以来の衝撃です@@!!
 えらく間が空いている気が:-p
サプライズ感は、小林幸子の紅白の衣装と似たところあるかもしれないですが・・・・
ランウェイの場の出来事として、本当に新しいモノが生み出された瞬間を見た気がします。
なんだろ ショック状態です。
脈が乱れてしまいました。

落ち着いてみると、パフォーマンスの中にも、ベースにはエレガントな服があるところが
すごいと思いました。
変化する服のフォームと、その過程の動きは見事。
まるで誰かの人の手で 服を触っているようにセクシー
ただ'驚き!!センセーション'を与えるだけで終わらせない、
服・小物のデザインが見逃せないコレクションです☆
全てが、センスあるチャラヤンのデザインの一部となのだと思います。
見ていただければ分かります↓

音付きで、最後までご覧下さい☆
2007 S/S Hussein Chalayan
私には形を変えていく帽子が、一番のヒットかも☆

コレクションでは、デザイン性、そのシーズンのコンセプトを打ち出すことを重視するため、
商用としては難しいものも出されます。だから、こんなの着れないよ~というのがよくありますよね?
そういう作品は、店頭へ出る頃までに実用を考えたデザインや素材に
多少の変更が施されたりします。
また商用として、コレクションラインより少しコストを抑えたラインを
用意しているブランドも多く見られます。

フセイン・チャラヤンの服は、店頭でも面白い。高いから買えないですが・・・
崩したデザインであってもまとまりがあり、どこかやさしさを感じる服です。
スモーキーな色や やさしいトーンが、斬新なデザインであっても安心感を与えてくれます。
デザインを取り壊して、創り直すといえば、コムデギャルソンの服が思い浮かびますが、
素材と色の軽さが違います。
フセイン・チャラヤンは、シンプルと言われますが、単純なのではなく、
考え抜かれたラインがシンプルにまとまりを見せるのだと思います。
そういう服をさらっと着こなし、服を自分のものとすることができる人はかなりのおしゃれさんでしょう☆好きなように着ていて、何気におしゃれなのが私のりそうです:-)

どんな服でもそうですが、ブランドのものを着ていても、どのように見えるかはその人次第。
服を生かすのは着る人であり、自分を生かしてくれる服もあります。

デザイナーズクローズは、デザイナーの想いが形となったもの。
その服が生ものと言われるのは、想いが生きているから。
その想いを引き継ぎ、自分の形とするのが服を着る人ではないでしょうか。

服って、気分を切り替えたり、気持ちを盛り上げてくれたり、優しくしてくれたり、
人に見せたい自分を演出してくれたり・・・と私たちの心に色んな影響を与えています。
着こなしが上手いというのは、着る人が服と対話し、
仲良しでいるかどうかの表れでないかナと感じています。
みなさんはどんな風に服と関わっているのでしょう:-)??

私は服は好きですが、そんなオシャレに熱心な訳ではないので、着心地と気分重視。
気持ち的に、リラックスできるシンプルなデザインの服が好きです~☆

Hussein Chalayan
フセイン・チャラヤンについて 
『Place to passage』 彼の映像作品 
by horaice | 2006-10-29 17:26 | My favorite | Comments(0)
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