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Ce n'est qu'un début 『ちいさな哲学者たち』




6月から公開を楽しみにしていた映画に行ってきました!
ちいさな哲学者たち(Just A Begining)』(公式サイト)
Ce n'est qu'un début』(フランス語公式サイト)
(↑先生やご両親のお話が聞けます!フランス語で私は分かりませんが><!!)





2007年、パリ近郊のZEP(教育優先地区)のとある幼稚園で行われた
哲学の授業をまとめたドキュメンタリー。
一ヶ月に数回、ろうそくを囲み、
愛とは?リーダーとは?違いとは?など、考え、議論を交わす。
先生は答えを出さず、子供たちの意見を掘り下げ、問いかける。
3歳から2年間で、議論は活発になり、子供たちの考える力、聴く姿勢、
異なる意見が正面から向き合い、話しあうようになる。
映画を見ていて、子供って親をよく見てるし、
無限の可能性があるんだなぁと思いました。
そんなに色んなこと考えられるんだ!と関心。
大人のように、体裁や常識に囚われない子供たちは、
頭の中にあるものを必死に言葉にしようと紡ぎ出す。
その真剣で、まっすぐな議論は、時に残酷な意見で固まるのですが、、
大人なら、閉まっておいてしまうかもしれないことを
表に出し、話しあうことができるのは素晴らしいこと。
是非、日本でもやってほしい、やりたい!と思いました。

最後、小学校に上がる子供たちに、
これからも哲学できると思う?という先生の問いに、
出来る!という生徒と、
授業がないから出来ない!という生徒がいたので、
この映画、子供たちの′その後′が気になりました。

原題にもあるように、この取り組みはまだ始まったばかり。
哲学すること、今後もこうして物事に問いを、考えを言葉にし、
意見を交換していき続けることができる人となるのか、
ドキュメンタリー、続きを作ってほしいです。


*ZEP(教育優先地区)とは?
経済社会的に恵まれない地域で、この地区に位置する学校では財政面及び教育面で特別に支援されている。この地区の指定の条件には移民の要素はないが、実際には移民家庭が多いそうです。
参照:フランス移民の学校の教育
by horaice | 2011-07-29 13:53 | Books and Movies | Comments(2)
Commented by 施基 at 2011-07-30 06:54 x
おはようございます。
ちょっとテレビで見たことがある気がします。
あ、でもイタリアだったかな?
あれ、イタリアは「食」を教育していたのだった!
子供の頃から考えることって大事ですよね。
与えられるばかりじゃなくて、きちんと構築できること。
考えちゃうなあ。

施基
Commented by horaice at 2011-07-30 23:14
○施基さん
こんばんは!たぶんTVでもやっていたみたいですよ。
うちの母も見た!と申しておりました。笑
色んな教育のかたちがありますね。ドキュメンタリーでは、幼児がきちんと相手と自分の意見が 同じか、違うのか理解し、その理由を言えるほどにまでなっていました。大人になるとどんな風になるのか、気になりました。
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