ウィンドウの向こう側、お人形さんかと思ったら~人でした! 同じく美人が気になっている人がここにも! レディースの服は関係なくても、見ちゃいますよね。 綺麗な人、綺麗なものは目を奪う。 しかし一方で今、汚いもの、ヘンなものが流行る傾向もあるようです。 完璧な美しさよりも、どこか崩したところに美を求める、 というのは何となく分かる気もするのですが、、 背中合わせの 対極の概念、 汚い、醜いものから、美しさを見出す価値観は、中々センスが問われそうです。 今日、服飾の専門学校の就職科の先生という方とお話ししていたら、 最近の学生は、就職先を古着屋に行きたがるという話が出てきました。 どうして古着なんですか?? 先生: 自分で使い古す、というのと違うみたいですよ。 新しいものだと落ち着かないそうです。 お金がないというのもあるみたいですが、、。 でも・・・それだけでないですよね。 私の頃は、'ブランド'ものが流行っていたので、非常に面白いと思いました。 今20代前後の人たちは、もう日本を代表するデザイナーズも知らない人も沢山。 あれは70年代のことですもんね・・・ 専門学校にるからと言って、ブランドのことを知っているというとそうでもないんですよ、 ものづくり、いいものがあるところに目を向けて欲しいのですが・・と先生。 ブランドがどうこうということでなく、ファッション史を学べば、 必然的に知ることとなると思うのですが・・・ きっと服が好きで、自分が買う範囲、身近なところで考えるとそうなるのでしょうか。 同じ服飾に関わる者でも、色んな方面からのアプローチで携わっているもので。。 私も、服というカタチとして現れる文化的、歴史的な部分に興味があり、 服・人好きというところから今の流れになるので、素材の知識などは日々勉強しながらで、 本当に服が好き!という人の熱、というか'好き度'の角度の違いを感じるときも多々・・・・・ で、帰りに、専門出身の新卒の子に質問! 彼も古着しか着ないというので、何でなのか聞いてみると・・・ 新しくて綺麗なものより、汚い方がカッコイイ! そういう美意識です! という答えが返ってきました。 あら、まぁ。。そんな美意識を持っているのですね。 古いものに価値を置く、味わう、というのとまた違う?!し、 ヴィンテージの高いレアものを買う、というのでもないようす。 自ら新しい価値観を作り出そう、見出そう?!としているのでしょうか。 はぁ。時代は変わりました(笑)なんて、全く私はおばあちゃんですよ。 祖母が生きていたとき、私はデニムも履かせてもらえなかったものですから・・; どこか私は、保守的だと感じます。だからパッと垢抜けないのかな。 「大きな欠点は魅力になりうる。醜悪さを極めれば美しくなる」と マーク・ジェイコブスが、彼のドキュメンタリーの中で言っていたことを思い出しました。 流行を作る人は、やはり時代を捉えているものですね。 でもでも、時代を捉えるには、過去からの流れを汲み、歴史を知り、 アート、歴史、様々な分野に興味を広げて、知識をもってらっしゃるからできること。 それに、時代を捉え、かたちにするセンスと才能、そういう総合的に彼はスゴイ人のだと ドキュメンタリーから知りました。 といっても私は、そのブランドのファンでありませんのであしからず(笑) 服をどう選ぶか、どう見るか。 素材、質感、用途、コンセプト、価格、見た目、ブランド、手の温もり、めずらしさ・・・・・ 価値観はそれぞれ、ですよね;-) 美しいものをただ美しいと感じられなくなってしまったのか、 ただ美しいものに、満足できなくなってしまったのか、 美しいという概念自体、分からなくなってしまいます。 結局、絶対的なものなどないということ? でも自然の中に、美は存在する気がします。 自然・・・時の変化・・・そこかから得た美は色んなところにがあり、年をとっていやがられる顔の皺にも、美しさを感じることがあるのはそうした時の美なのかも。 とまたブツブツ考えてしまいました。。。
by horaice
| 2009-04-20 23:09
| U.S.A.
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Comments(4)
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浪花のしんちゃん
at 2009-04-20 23:51
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汚いものがカッコいいのですか・・・・・・
信じられへん。 「危ういものは美しい」ならわかるけど。 美というものは、時代と共に変遷するのでしょうか?
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horaice at 2009-04-21 23:17
○浪花のしんちゃん様
う~ん、本当色んなものの捉え方があるものですね。 新しい服を買えないから、セカンドハンドのものを買う、という環境にいないので、逆に あえて、新しく、きれいなものを持つことより、汚れや使い古し感のあるものが、渋い、カッコイイという見方になってくるかなと思います。実際、今回の新卒君は 私なら、何?!洗って落としなよ~とびっくりするような'汚れあり'の服を着こなして?!ますよ(笑) 感覚、かなり違うので、理解するのも大変ですが、どうしてそのようなスタイルを取るのか、興味深いです。 美、とはナンなんでしょうね・・・・
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mai-obachan at 2009-04-22 03:02
若いうちは汚い格好でも清清しいんですよね。破けてても変色してても「わざと「あえて」」だっていう計算されたかっこいいだらしなさ。
私がやったらただの汚れたおばさんだ~。 DCブランド全盛期、バブルの時代とも重なるんだけれど、あれはなんか催眠術にでもかけられていたようだったね。学生なのに10万位する服とか買って、今だったら「しまむら」で980円のシャツでいいよ~なんて思うけど。ははは。 また今日の写真も物語的。
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horaice at 2009-04-23 11:14
○maiさん
確かに~'若いうちは' 汚い格好でも お洒落として流せるところはありますね;-) バブルの時代~まだ私は小さかったので、遠めでお姉さま方を見ていたのですが・・・なんだか別世界の感じがしたのを覚えています。でも、私も同じ年になったら、同じ髪型や格好をするのだと思っていました(笑) 値段関係なく、どんな服でも自分自身でいられるようになると強いですね。外身より、中身です;-) 写真、きれいなお姉さんが実は2人いたのですが、わぁと思って撮ろうとしたときには、おじさんが横切っていました。はははっ(笑)
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