その手さばきがぎこちない。 韓国人だからと言って、最初からビビンバを上手くかき混ぜられるものではなし、 大根キムチだってそう;-) でもみんなのために頑張って切ってくれている姿がかわいい。 当時の連れのルームメイトの彼女。 彼は結婚したいのだけど、彼女の家の位が違うから難しいという。 えぇ?! まぁ結婚にしては早いと思ったのだけど、 そんな家柄を気にする世界なのかと驚いた。 お金持ち。そのお金持ちにも度合いがあるらしい。 ちなみに彼女は社長令嬢らしかった。 カナダで出合った韓国人の男の子(ほぼ大学生)が、皆口を揃えて言うのは、 サム○ンへ就職し、金持ちになるんだ。 いい就職先を見つけるには、留学、英語は必須だから、 カナダ、その他海外にいる学生は、就職の為がほとんどなのだ。 自主的に来る人もいれば、多くが親が率先して行かしているという事実もあり。 そして共通認識として、働き出すと二度とどこにも行けないから、 と今が海外最後のチャンスだと思っている子も多かった。 だから遊び、学ぶ。全ては親のお金。それも特徴的。 もちろん控えめな人もいましたが。 親のお金だから、と大盤振る舞いをしている学生も沢山。 年上がおごる。お金のある人が払う。というシステム。カナダにいても同じようでした。 ホームステイ先が同じだった韓国人の学生は、かなり真面目ッ子で、 やはり彼もサム○ンを目指していた。 金持ちになる、という野望は、私の日本人の友達にない気合がある気がしました。 兵役を経験した人は、あの経験を思えば、何だって乗り越えられるという ただの虚勢でなく、体験から得た精神的な強さを持っていました。 一方、とても純粋で真っ直ぐな人が持つ弱さもあったり。 私の周りの韓国人は、そんな人が多かった。 そして、帰国した彼らは、現実にぶち当たる。 夢のサム○ンにたどり着いた人もいれば、 それに代わる未来をそれぞれ捜し求める人もいるでしょう。 そんな夢の企業の経営コンサルタントをしている人に出合った。 当時の彼の親友の一人。彼女と4人でお食事。 間違いなく彼はみんなが言う'お金持ち'だった。 何万もするウイスキーをボトルで頼み、お食事を全てご馳走してくれた。 ビックリしたのは、その後の行動。レシートをライターで燃やしたのっ。 何してるの?!と叫んだ。 見たくないんだよ、明日財布の中に使ったお金の数なんて。と笑っていた。 この行動に何の意味があるの??偉くキザな演出。 お金持ちなのね、とつい言ってしまった。 みんなお金持ちになりたいと思ってるよ、普通じゃない?それ。 そうなのかな・・・ 普通の暮らしに少し贅沢できるくらいができたら万々歳と思うのは私だけなのかしら。 それは人それぞれですが、 これが日本の平均的な感覚だと思い込んでいました。 周りがのほほんとしているせいもあるのかしら。 付き合いがあった韓国の人の友達は、上昇志向が強く、努力家。 お金持ちに憧れるのは、何かをする原動力ともなるのでしょうか。
by horaice
| 2008-09-17 01:00
| S.KOREA - 한국 -
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Comments(8)
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cazorla at 2008-09-17 07:07
ほぎちゃんって 友だちがいたんだけど
ほぎ どんな漢字だったかわかんないのでひらがなで 意味を訊いたら 玉を磨く と言う意味で 倉にやまのように宝石があって それを1日中磨いてるような 生活〓大金持ちになる と言う名前だそうな。 日本だと 幸子とか(ちょっと古い?) 雅子とか ・・・ お金持ちになるだと・・ 豊子? でも豊子は やっぱり精神的な豊かさ 富子 これ二十四の瞳で出てきた女の子 でも今はつかわないね。 でも そういう名前の付け方で 考え方がちがうんだなーと思いました。 台湾の子も けっこう お金もちだけど ちょっと またニュアンスが違うな。日本人って なんとなく お金が目的 ではない そういう価値観で生きているような気がする。
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shiki_cappa_m at 2008-09-17 08:45
おはようございます。
以前の日本、私の両親、それより少し前の日本人の感覚に似ているのかもしれませんね。 もっといい暮らしをするぞっていう。 お金持ちになる、とはちょっとニュアンスが違いますけれど。 韓国の友人、そのバイタリティーは見習うべき所がある。 あの貪欲さはすごいなあって。 そして自分の意志、意見を前面にしっかり出す。 それって日本人の苦手な分野じゃないかな。 近くて遠い、遠くいようで案外近い。 そんな国なんだな、って思ったことがあります。 施基
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horaice at 2008-09-17 23:10
○cazorlaさん
玉を磨くような生活ですか~♪ 名前で、価値観を読み解くのも面白いですね。 台湾の人~深く関わったことがないので、知りたいです。 確かに日本人は、最終的に 精神的な豊かさを求める そんな価値観を持っているのかもしれませんね。少し前までは、物物・・の社会と言われていましたが・・・今は、精神的なことがまた注目されてきましたね。 目に見えないものにとても興味のある文化なのかもしれない!とふと思いました。
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horaice at 2008-09-17 23:17
○施基さん
おっしゃるとおり、少し前の日本人の感覚に似ているとうちの母も言っています。 バイタリティー、すごいですよね! とてもストレートに自分の感情と意見を表現するところも。 私も交流する中で、とても素直になることを教えられました。 日本人は、気持ちを内に押し込んでしまいがち。 それをいかに察するか、が 日本人のコミュニケーションの重要なポイントとなる気がします。だけど、今社会で重視視されているのは、コミュニケーション能力。国際的な交流をするには、はっきりと自分を伝えることが必要とされますよね。 私が苦手なところです(苦笑) 近くて遠い、遠くて近い国、大陸と島の文化は 違うなぁと 海の向こう側の近くの国を思うこと よくあります。 お互い、特徴が分かり合えると付き合いやすいかもしれませんね。
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浪花のしんちゃん
at 2008-09-18 01:50
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「普通の暮らしに少し贅沢できるくらいができたら万々歳と」
と考える人が多くなったので、日本から活力が失われたんだと思います。 韓国は伝統的の儒教が根強い国。 時代と共にその度合いは変わるのでしょうが、 未だに中心思想なのではないのでしょうか。
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horaice at 2008-09-18 23:13
○浪花のしんちゃん様
活力のなさ、その通りだと思います(笑) もっと若い世代が 新しいことをやっていくようにならないと日本の社会はよくなっていかないと 最近読んでいる本で書いてありました。 ・・・私の世代、、、むむ。。それぞれマイペースに生きている気がします。
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浪花のしんちゃん
at 2008-09-21 00:38
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ヨーロッパでは、都会の若者が田舎に移住して、
都会と田舎にパイプ役をしているそうです。 日本の若者にも、そも気持ちはあるそうです。 その手段がわからない。 行政はもっとしっかり勉強せい!
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horaice at 2008-09-23 21:32
○浪花のしんちゃん様
むむむ。政府も当てにできない、だけど人任せにしている私たちの意識もあり・・意識改革 へこたれない精神力が 若者(私も?!)必要かと。 で、へこみながらも日々自分と闘っています。
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