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Ex-vote

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                 Basilique Notre Dame de la Garde, Marseille

              ここに来れば、誰もが天井を見上げるのでしょう。
             調べていると、同じような写真を沢山みつけました;-)
                   太陽のように、光り輝く天井。





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                    ロマネスク・ビザンティン建築
           このマーブルストライプを見たとき、コルドバを思い出しました。 
  ゴールドの円形の天井とマーブルを見ると、イスラム文化だと思ってしまったのですが、
          ビザンティン建築というのは、東ローマ帝国の下で生まれた様式。
         のちに 正教会の聖堂やイスラムのモスクに利用されることとなる・・・
                  そうそう~イスラムが先なのではなく、
          ローマ帝国の後に、様々な文化に溶け込んでいったのですね。
   教会がモスクとなり、モスクが教会となり・・・宗教は芸術文化と切っても切れないもの。
                   世界史から離れ、記憶も悪いので、
         ビザンティン帝国=東ローマ帝国のことだったということを気が付くのに
                     時間が掛かっていました。

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                        Ex-vote
      ここに来て気になったのが 沢山の勲章のようなものが入った額の数々と
                  天井からぶら下がった小船たち。
        これらは、人々が奉納した Ex-vote。初めてその名を知りました。
               カトリックの聖人に願いを叶えてくれたお礼や、
      船は、無事航海を経て帰れたことの感謝の意が込められたものだそう。
      かわいいなぁ~港の町だから、教会もこういう風なのかなと思っていたら、
                人々の信仰のかたちだったのですね。
   この奉納模型船(?!)は、ノルウェーやフィンランドなど北欧諸国でも見られるようですが、
         Ex-voteのかたちは様々で、カトリック信者も多いメキシコなどでは、
       髪の毛や、手や足など身体の一部を模ったペンダントなどもあるようです。

                  天井正面に、船が描かれています。
         絵は修復されているのでしょうか。どれもとても美しく、色も艶やか。
                   この場所、生きてる感じがします。  
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          黄金に輝く天井に目を奪われがちですが、足元も見逃さないで
             こちらの方が、本当の時間が染み込んで味わい深く
                 ここを訪れる人々に近づく気がします。
by horaice | 2008-02-23 20:05 | FRANCE | Comments(6)
Commented by alltag at 2008-02-25 04:19
horaiceさん
こんばんは。ようやくこちらへゆっくり伺うことができました。
まだ全部読んでいませんが、スイスのページをちょっと見ました!
ブルンネンと呼ばれる水飲み場、ここから人間も水を飲むことができるんですよ!
さて、今日のノートルダム、南仏らしい色使いが素敵ですね。
Ex-boteのことも勉強になりました。

宗教は芸術文化と切っても切れない、本当におっしゃる通りですね。音楽も楽譜がある前からお祈りを捧げるために誰かがメロディーを紡ぎだし、それが口伝えで広がり記譜されるようになり。。。祈るということがなければ音楽もここまで発展しなかったと思います。
それ自体が芸術作品のような教会も、祈る気持ちがあったからこそこんなに美しい建物ができたんですよね。。。
Commented by nymirrorball at 2008-02-25 20:51
horaiceさん
こんにちわ!もう写真を眺めていたら、ウズウズしてきました。旅に出なきゃ・・・。一応4月中旬には京都ですが・・・。やはり、反対の方向にも行きたい・・・。朝ごはんばかり、作っていても仕方がないって感じです。寒いからかな?
Commented by horaice at 2008-02-26 00:34
○alltagさん☆
こんばんは!!コメント、ありがとうございます☆
スイス、美しい山があるところ、お水が安全に飲めることは 人にとって、幸せなことですよね☆私は水の音を聞くと、なんだかほっとします:-)*

芸術文化、旅をしているとどんどん繋がっていくので、楽しいです☆
alltagさんは、音楽の面から、様々な歴史と人々の心を感じていらっしゃるのですね。音楽を奏でるにも、そうした背景や想いを知ることが重要と聞きます。何かに対する強い想いや感動が、芸術を育てている気がします。それに触れ、また気持ちが動かされる 心の共鳴は、時を経ても伝わってくるものですよね。
帰国されてお忙しいところ、ありがとうございます☆また是非、覗いて下さいネ;-)☆
Commented by horaice at 2008-02-26 00:41
○nymirrorballさん☆
こんばんは!旅は~ほんとあれこれと考えるところから、楽しいですよね!京都に来られる予定ですか?!反対の方向とは?!東京ですか?
4月中旬、イースターですか??日本は桜がちょうど咲くといいですね!

凝った朝ごはん、いつもすごいなぁと思います!うちはもっぱらパンのみですから・・;) できる人は朝早いらしいです;-) パパッとあれだけ作れるnymirrorballさん、素敵です!

NY、きっと想像できないくらい寒いのでしょうね。今、うちのマネージャーがそちらに行っています。
Commented by orientlibrary at 2008-03-02 08:46
最後の3行、好きでした。きれいな文様と色ですね。人々に踏まれて汚れてきれいるけど、それに「味わい」を見いだす感性というか態度というか、共感します。
豪奢な空間のなかの小船の奉納、これも好きでした。デザインの好みは各地でいろいろですが、信仰は共通しているんですね。ヨーロッパのキラキラした空間はちょっと苦手ですが、小船をきっかけに、先入観なくみてみたいと思い始めています。
Commented by horaice at 2008-03-03 01:11
○orientさん
ありがとうございます☆
orientさんのタイルに対する思い、私も共感します。
ヨーロッパのキラキラした空間・・私も苦手で避けてきました。だけど、装飾には興味があるので、見ていると、ふとした瞬間に何か発見があり、調べていくと面白くなっていくのが楽しいです☆
この写真が、orientさんの 何か今まで触れていなかったものの きっかけになると嬉しいです;-)*
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